会社の行う内定式の意味はどこにあるのでしょうか。会社としては、内定後に辞退をする人もあることから、内定者どおしの交流場を設けて繋ぎとめる、と同時に、本人の最終選択の機会を言外に設ける・・といった意味合いがあるようです。
このようなことから、内定式に参加する者の心構えとしては、一つの目標に向って進む同志の交流の場であるということを第一義に、「さわやかな」自己紹介をしていけば良いと思います。
良く「抱負」というと、心に抱いた決意や目標を実現するための具体的な行動計画も念頭に無いと実現がおぼつかなく、結局絵に描いた餅に終わる・・というような厳しいことが言われます。
しかし、入社もしていないのにそれは無理というものです。
【先輩方からの指導を一日も早く覚えるようにする(最低限のスキルの習得)。その上で会社に役立つスキルを身に付けていく。】、というような内容のことを謙虚に自分らしく語れば「内定式の抱負」としては充分ではないでしょうか。
そしてこれが「抱負の例文」そのもになって参ります。
これに、自己紹介を加えれば、立派なスピーチになりますし、そのまま文章にもできると思います。
また、自己PR(自己紹介)については、面接時に提出しているはずで、これを活用するというのが自然であると思います。
さらに、自己紹介にあっては、自慢話・ネガティブな話・下ネタなど、空気が読めないような話は当然禁物とされます。常識的にはわかっていても、いつになく「あがってしまい」思わぬことを言ってしまう人がいます・・。
あせらず、気負わず、堂々と。社会にあってはこのことが肝心で、その訓練の第一歩として内定式に臨み、抱負を述べていきましょう。
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