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抱負の「負ける」と言う字の意味

抱負といえば新年の抱負というのが最も有名だと思います。

抱負の種類には(と申しますか使い方には)、新入社員の抱負、昇進昇格の挨拶での抱負、大学教員採用時に書類提出する抱負等々、実は様々な抱負があるのですが、5月上旬前後に国民的支持を得て意識される「GW」と同様、年末になると「新年の抱負」がそれこそ全国的に意識されます。

GWの場合は連休の好みの過ごし方に関心が寄せられるものです。これに対して「新年の抱負」への関心は、その多くが、個人的興味ではなく、半ば強制的な側面もあります。

いわゆる、社会が、企業・会社が抱くべきものとしており、新年の仕事始めからしばらく間、朝礼の挨拶や新年会などのスピーチで発表すべきものという傾向があるからに他なりません。

この抱負、辞書を引くまでもなく、心に抱く前向きな意思であり考えであることは、社会人になれば身で感じることだと思います。

ただ、抱負という二文字の熟語は、一見すると「負」を抱くで、マイナーなイメージがあることも事実。このため、どうして抱負は負けを抱くと書くのですか?といった質問も毎年のようにネット上を横行しています。

いまさらですが、抱負の「抱」は自身が心に思い・考えを「抱く」ということで、抱負の【負】は、負けるという意味ではではなく『(責任をもって)背負う』という意味になります。立てた目標を心に期して、責任を自らに課しつつ実現に努力する決意、とも申せましょうか。

抱負を持つことは実に、前向きですばらしいことですが、反面シビアな面を兼ね備えているのです。

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